日記

日記　「2000年4月ごろ・・・」

世間知らず、一般の人と感覚がずれている、井の中の蛙、・・・と相場が決まっている音楽の先生、一体どんな毎日を送り、どんなことを考えているか、ちょっとだけお見せします。

　4/18　　引っ越し
　4/19　　減量
　4/22　　時代の波には逆らえず
　5/ 1　　ひろみーたが男らしい肉体…？
　5/12　　ひょんな所で
　5/13　　6度・10度の人間関係
　6/ 3　　電子ピアノのタッチ
　6/ 7　　電子ピアノの音色
　6/ 8　　電子ピアノのレッスン
　6/ X　　ＰＯＯＬＴＯＢＥＤ
　6/ Y　　中級の生徒
　6/ Z　　バイオミュージック学会
　7/16　　ため息
　7/17　　音楽療育
　7/21　　おばあちゃんの入院

2000年４月１８日（土）　　　　引っ越し

 つくばで初めて引いたＯＣＮは超高速でゴキゲンだったのに、使う人が増えた今はずいぶん遅く…。
 ちょうど今月からＡＣＣＳが正式に使えるので、そちらに引っ越すことにしました。
 
 引っ越しついでに、模様替えしようかしら？
 この際、改築もいいわ。（^-^）
 いっそ、ひろみーたを改名…なんてどうかしら？
 
住所を変え、建物も変え、名前も変え、性格も変え、全く別人に生まれ変わる。
　　　　 ・・・なんてのも面白そうだけれど、やはりひろみーたはひろみーたのまま・・・。（^^？）


'00年４月１９日（水）　　　　減量

スポーツ選手のような筋肉だけの引き締まった体…いいですね。
でも無駄なぜい肉いっぱいのひろみーたは、シェイプアップが必要。
 
私のホームページも４年たつとぶくぶく太り、古い情報・無駄なファイルがいっぱい。
今度のACCSは制限があるし、 重要でないファイル・何枚も張った写真を半分位に減らし、
小柄で引き締まった体に・・・。
 
 　　　　　　　　　ホームページも、シェイプアップ！！


'00年４月２２日（土）　　　　時代の波には逆らえず・・・
                                      
今どき自分でタグを書いてＨＰ作るなんて・・・手間がかかる上、見栄えも美しくない。。。（.. ）

素敵なページを作っていらっしゃった方にHP作成ソフトを教えて頂き、それを私も購入することに。（^-^）

ところが・・・やはりWindows対応。ガッカリ（;_;）どーせ。。。シュネシュネ。。

諦めようと思った時、まだ使えそうなWindowsが押入れに１台眠っていた事に気付く。
ホームページ作成の時だけはコレを使うことにしよう！

というわけで、これからひろみーたはMacとWindowsの両機使いです。
Winユーザの皆さん、よろしくね。(^-^)／


'00年５月   　　　 　ひろみーたが男らしい肉体…？

先日、本屋さんで泳ぎ方特集の雑誌があったので、あまり考えずに購入。

が、家で内容をよく読むと、それは男性向け雑誌であったらしく、
　　　　　　　　　　「逆三角形の男らしい肉体を作るには・・・」

ひ～～～（／-＼）そんなになったら困るわ。
買う本を間違えました。


'00年５月１２日（金）　　　　ひょんなところで


音に関して信頼出来るので、いつも安心してお任せしていたホール音響担当のおじさんが、
突然居なくなっていて、１年半前のコンサートの時は散々でした。
それが今日偶然、なんと市役所年金課の窓口から現れ・・・(@_@)

トレーナー・ジーンズ・少し長髪…という芸術家スタイルだったのに、
短い髪・ワイシャツ・ネクタイ…という硬い市役所職員スタイル。

少しお話しましたが、ホール→消防署→市役所年金課に来たそうです。
「きっとまたそのうちどっかに…。僕、役に立たないから…。(.. )」

消防や年金が、自分のやりたい仕事でない事はありあり。
音に関してはプライドを持ち、プロの目の輝きで、良い仕事していた頃を知っているだけに、
私は、何とも言い様がありませんでした。

誰だって「自分の能力を発揮できる仕事」「自分の好きな仕事」を続けたいに決まっています。
でも皆が「自分の希望の仕事」を続けていけるかというと難しい時世。「音楽」や「音」はなおさら…。


最後の言葉が印象的でした。
「今度やる時は言って下さい。この職場は休みとって、ボランティアで手伝いに行きます。」


'00年５月１３日（土）　　　　６度・１０度の人間関係


♪５オクターブ離れた２音を一緒に鳴らしてみる。　　　　　　　　　　　　
           ・・・距離があり過ぎて、バラバラな音が勝手に鳴っているみたい。
♪３オクターブ内なら
           ・・・あ、この位近付けばまあ「仲間」という感じがする。　

    平行進行してみる。（一方の音が一つ上昇したら他方も上に一つ上昇し、平行に動く。）

♪１０度（ドと上のミ）・・・綺麗にハモって、おおっ素敵！！（^-^）　　　　　　　　　
                    １つの音だけで動くより、お互いがお互いの良さを引き出している。　
　    　（もっと近付こう。）
♪９度（ドと上のレ）・・・喧嘩しちゃった。（お互いがお互いの良さを殺しあっている。）
♪８度（１オクターブ）・・・悪く無いけど、単調過ぎてつまらない？
♪７度（ドとシ）・・・なんかヘン。
♪６度（ドとラ）・・・あ、これは平行進行してもなかなかイイわ♪（^-^）　
　      （もっと近付けばもっと素敵かしら？）
♪５度（ドとソ）・・・音を鳴らすだけなら良いけれど平行進行させるとダメ。
♪３度（ドとミ）・・・平行進行させてもこれはイイわ。近すぎて少し弾きづらいけど。。
♪長２度（ドとレ）・・・ダメ。（でもまだ許せる。下↓よりは。）
♪短２度（ドとド♯）・・・キャ！やめて～～～！！（＞＜）　　　　　　　　　　
　                    　曇りガラスを爪でこすったみたいに背筋ゾーの不快音！

うーん、距離が近ければ近い程良いというものでも無いのですね。


人間関係にも「ちょうど良い距離」というのがある気がします。
　  　あまりベッタリされるとウンザリだけれど、全く疎遠なのも寂しい。
  　　あまり馴れ馴れしくされると引いてしまうけれど、あまりよそよそしくされるのも感じ悪い。
親しい仲にも礼儀、スープの冷めない距離・・・距離の置き方って大切なのですね。

その人と一緒に何かをする事で、自分の良さを引き出してもらえ、私も相手の良さを引き出せ、
お互いがプラスに作用し合い・・・そんな１０度・６度のような素敵な関係でいたいものです。


'00年６月３日（土）　　　　電子ピアノのタッチ

電子ピアノと言えば・・・タッチがぜんぜん違うのでピアノの代わりにはならないと少し前まで思っていました。

でも最近は、かなり生ピアノのタッチに近づいたこと、
住宅事情などで、入会してくる生徒が電子ピアノという場合が多くなったこと、
家でアップライトピアノで練習している生徒がレッスンでグランドを弾くと、タッチの違いから音が出なかったりするのに、
それがあまりない生徒によく聞いてみると、電子ピアノ（最新のグランドタッチなる機種）であったり・・・
・・・そんなことからだんだん考えが変わり、私も電子ピアノを入れてみました。

タッチの問題・・・これは考えるときりがありません。

生ピアノだって、「アップライトはおもちゃ」と言う先生もいるし
グランドだって、Ａ社のタッチは軽いのでＢ社の重いタッチで練習した方が良いという先生もいらっしゃれば、
Ｂ社は重いから、指が弱い子どものうちはＡ社の軽いタッチの方が・・とおっしゃる先生も。
同じＡ社の同じ種類のグランドでも、３台並べて弾き比べるとこれがまた全然ちがう。

電子ピアノを触った感想・・・
ピアノのタッチと全く同じでは無いのだけれど、この位なら妥協出来るかな？
ヘッドフォンで夜も練習出来るし、調律はいらないし、ＭＩＤＩデータも作れるし、パソコン送信出来るし、
「生楽器には出来ないけれど、電子楽器には出来る」楽しい技もあり過ぎ。（趣味の大人は特に）
結局、生ピアノには生ピアノの良さ、電子ピアノには電子ピアノの良さ・・・が結論でしょうか。


'00年６月７日（水）　　　　電子ピアノの音色

「アップライトよりは電子ピアノの方が・・」「仲道郁代さんもアパートに電子ピアノを・・」
と掲示板に書いて頂いたり、
ＣＭであのブーニンも、宮沢明子さんも、にこやかに電子ピアノを弾いているのを見ると、
あー、技術は進歩し、そういう時代になったんだ。。。やっぱり。。。

と思えてくるのですが、ひとつ、アレ？と気づいた違いがあります。

生ピアノの場合、ハンマーで弦を物理的に叩くので、
まむし指で斜めにベチャと弾けば汚い音、指を立てて垂直にストンと弾けば美しいクリアな音・・・など、
弾き方によって音色が変わってきます。
でも電子ピアノの場合、どんな弾き方をしようと、上手な人が弾いたグランドの美しい音色（サンプリングされた音）が・・・。

うーん、電子ピアノを生ピアノの代用と考えるからいけないのであって、
「その生徒に電子ピアノを、生ピアノで代用して教えているのだ。」と発想を転換した方が良いのかしら？
（もちろん「ピアノ科に行きたい」とか「音大受験を考えている」生徒は別にして、趣味で習いたい人の場合。）

実は、以前、電子ピアノをもっている生徒に注意してしまった事があるのです。 
「自分の音をよく聴いて。こういう風に弾かないと、音色が汚いでしょ？ね？」なんて。
私、楽器の違いを知らなかったんだ。う。。（反省）


'00年６月８日（木）              電子ピアノのレッスン

「その世界にドップリ使っているとだんだん狭い視野でしか考えられなくなってしまう。
 別の世界の人の方が、大切な真実がよく見えている。」
という事ってありますよね。

前回の日記を読んだ方の
「電子ピアノでも、ピアノを全く習わないより、どんなにその人生が豊かになるか・・・」
という書き込みを読んでハッとしました。
そうだわ！そうなのよ！！
なんだか指導者の原点の大切なことを教えて頂いたような気がします。ありがとう！！

色々な方に色々な情報、色々な考えを聞けるインターネットってすばらしいですね。


'00年６月Ｘ日　　           　　ＰＯＯＬ ＴＯ ＢＥＤ

「やらねばならないこと」はぜーんぶ済ませ、泳いで、その後は「何もしなくてよい。」「寝るだけ！」というのが好きです。
泳ぎ疲れたのに、まだお皿洗い、片づけ、宿題、仕事など「やらなければならない事が残っている」というは苦手です。

スイミングクラブが夜１１時までに延長されました。
これで、仕事も家事も全て済ませて ＰＯＯＬに行き、ガーッと泳いで、帰ってＢＥＤにバタン！
というやりたかった生活が出来ます。（^ｰ^）うれしい。


'00年６月Ｙ日　　　            　中級の生徒

スイミングスクールで、「選手クラス」「初心者クラス」「その中間クラス」と分かれているのですが、
私の参加している中間クラスは、どのコーチも受け持つのを嫌がり、なり手がいないのだそうです。
                   （古くからいらっしゃるオバサンスイマーがお風呂でしゃべっていた。）

＊大会に出られる位上手な選手クラス・・・ちょっとアドバイスするだけですぐ理解してくれるし、
                                                  バンバン泳がせていればよいのでラク。
＊初心者クラス・・・言われた通り素直に一生懸命やってくれるのでラク。
                                   （上達も著しいので教えがいもある。）
＊その中間（経験者）クラス・・・ヘンに泳げてヘンに自信持っていて生意気。
                  でも基礎がきちんと出来ていないのであまりバンバンも泳がせられない。
                  そのくせ何か注意すると「その位知っているわ。馬鹿にしないで。」という顔をされたり、
                  「○コーチはこれでいいと言った。」など、ヘンに知識だけは持っていてやりづらい。

うーん、そうだろうな。解るような気がします。
音楽を教える場合も同じ。
ずっと継続していて「基礎が出来てしまっている生徒」と「全く初心者の生徒」はラクです。
チョット習って、やめて何年も自己流で弾いていて、再開した生徒の場合・・・
難しい曲は、基礎が出来ていないので結局素敵には弾けないし、
かと言ってプライドを傷つけるような易しい曲も弾かせられないし・・・初心者より大変です。

でも、水泳もその層はベテランコーチが受け持つように、音楽も指導者の腕が試される層なのかもしれません。

ああ、私、ずっとコーチのいないホテルプールで自己流フォームで泳いでいました。
自己流のヘンな癖を直すには、ヘンな泳ぎ方で泳いでいた時間と同じ位の時間がかかるかもしれません。
覚悟きめて気長にがんばろうーっと！


'00年６月Ｚ日　                　数値

ふだんは楽器店での音楽指導法講習会に参加する事が多いのですが、
今日は、安田講堂で開かれたバイオミュージック学会講習会に参加させて頂きました。

とても新鮮で印象に残った言葉は、

        「…経験的・感覚的・抽象的なことを、科学的・具体的な数値で示すことが大切…。」

そう！音楽って、「なんとなく」だの「そんな気がする。」で片づけてしまう事が多いのですが、
まったくその通りで、音楽をやる人に欠けている点です。


'00年７月１６日（日）　　　　ため息
                          
２月にお姑さんが骨折。
でも数ヶ月もすれば治って、また元の生活が出来るのだろうと家族で頑張ってきた。
ところが・・・レントゲンを撮ったら、もっと悪くなっていて入院することに！

その上、予定していた入院日にベッドが空かなく、延び延び状態。
その間にも薬は切れて病院に出してもらいに行かねばならなかったり、(あの待たされよう－－ため息）
いつ急にベッドが空いて入院になるか解らないので、下手に誰かと約束も出来ない。(ため息)

診察の日は車イスを押さなければなりません。
（夫が仕事を休みをとって下さる日もあるが、大切な会議やお客様のある日は無理も言えない。）

病院の日はレッスンも入れられず、生徒にも迷惑をかけ・・・、
友人にも約束（こちらから頼んだ）をキャンセルして迷惑をかけ・・・、
通信のＨＰ掲載をお断りした岡野さんも気分を害されたようだし・・・、
夫とも「どちらの都合を優先するか」で声が荒々しくなったり、
「私、こんなに色々やっているのに、どうして怒鳴られなければならないの？」
と、夫婦仲も険悪。

夫の親が骨折したら・・・結果として、私の人間関係がおかしくなってきた。

いつの間にか「義務で」「仕方なく」やって「あげている」
という気分になっていた自分に気付き、ハッとする。

こういう事は、もっと暖かく大きな奉仕の心で
優しくニコやかにやらねばいけないのに・・・！

もし、隣のおばあさんが診察に一人で行けないと聞き、
「あ、その日、空いているから連れて行ってあげますよ。」
と言ってやるボランティアだったら、どんなにか優しい心で出来るだろうと思うのだが…。

ＴＶドラマだと、「家族なんだもの。当たり前でしょ。（^ｰ^）」
なーんて言って、家族全員で助け合っていく美談が描かれるものだが、
・・・現実はなかなか難しい。

でも考えてみれば、家族以上に本人はもっとつらく大変なはず。

病院に行くと、病気・障害・痛みと闘っている人が沢山。
お医者様も看護婦さんも、本当にストレスのたまる大変なお仕事だと感じる。
（でも、少しでも患者さんが楽になるようにと、一生懸命やって下さる。）

ひろみーたも、ため息なんてついていないで、
「自分に出来ること」を、自分なりにやろうと思います。


'00年７月１７日（月）　　　　音楽療育研究会

４月からｊｅｔ音楽療育研究会に参加させて頂いています。

今日から分科会に別れたのですが、
私は「高齢者の音楽」を勉強するグループを選択しました。

私、もしかしたら、そういう方向に行ってしまうかもしれません。


'00年７月２１日（金）　　　　おばあちゃんの入院

「ベッドが１つだけ空いています。」
という連絡を病院から受け、急遽入院する事に。

新たにレントゲンを撮ったら、腰椎以外に大腿骨も骨折している事が判明。（痛いわけだ。）

ベッドで看護婦さんに注射や点滴をして頂き・・・
これで痛みも和らぎ、きっと楽になることでしょう。（^ｰ^）

おばあちゃん、早く良くなってくださいね。

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日記 「2000年4月ごろ・・・」

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